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2008年12月 4日 (木)

改造範囲

今朝、Webでニュースを見て驚いた
摘発エアガン殺傷能力、基準の6倍 社長は容疑否認

記事によると
銃刀法上の拳銃と認定されるには、金属弾、発射機能、殺傷能力の3要件が必要。このうち殺傷能力は発射のエネルギーが20ジュール以上のものを言うが、カシオペアモデルは警視庁の鑑定で120ジュールあったという。

このおもちゃのようなソフトエアガンの場合、さらに厳しい0.98ジュールという規制があるので、この記事だけを読むと、あたかも規制値の100倍以上の威力のある「実銃」が売られていたように読めてしまいます。しかも120ジュールという値は小型拳銃弾並みのエネルギーであり、まさにホンモノの拳銃がおもちゃとして販売されていた! という記事になっています。

しかし、無論そんな違法なものが堂々と売られていたわけではなく、他のニュースソースにあるように、

警視庁科学捜査研究所の鑑定で、薬きょうの強度を上げた手製実包を詰めた場合、殺傷能力のエネルギーの六倍を超える力で、金属弾を撃つことができることが分かったという

ということが真相らしい。 つまり警察の手でこのエアガンを改造したら実銃になったということ。しかし、上記の朝日新聞の記事にはそのことが一切触れられていなく、

「仮に手製実弾が密造されたとしても部品にプラスチックを使うなど強度を弱めており、壊れて発射できない」と主張していた。だが、鑑定では数十丁を発射したが、1丁も壊れなかったという。

とも書かれている。これは「壊れなかった」のではなく、「壊れないように警察が改造した」というの正しい気がするのは私だけでしょうか。 そもそもプラスチック製のエアガンで実弾を発射したら、社長の言うように壊れるのは当然であり、なんらかの補強が必要になるはずです。その補強をしたのだから、壊れないのはあたりまえ。というか、補強しないと壊れてしまったのではないでしょうか。 警察の言い分としては、薬きょうを補強したのであって、銃本体は改造していないといいたいのでしょうけど、それを言ったら、その辺の金属パイプとかシャープペンシル、ボールペンだの、ともかく筒状のものであれば、なんでも実銃になってしまうような。

裁判ではおそらく、警察の言うところの「薬きょうの強度を上げた手製実包」がどのようなものなのかが焦点になりそうな予感がします。 工学的には、薬きょうと銃本体を明確に分離する基準はないわけで、薬きょうの改造を許容して、改造したら殺傷力があったということだけで、銃刀法違反で摘発をしていたら、今後も同様な「事件」が続くと思われます。 発射エネルギーだけではない、明確な基準作りが必要ではないでしょうか。

2007年1月22日 (月)

北見ガス事故

大変痛ましい事故ですよね。松本サリン事件もそうですが,なんの落ち度も無い住民が突然,しかも自宅で命を絶たれるのは,あまりに悲しすぎます。

事故原因の究明が行われているようですが,老朽化した鋳鉄製ガス管が問題視されているようです。で,ガス会社の責任が問われているようですが,北見のガスって去年まで市が運営をしていて,2006年に北海道ガスに譲渡されたばかりなんですよね。このことはあまりニュースでも触れられていないようです。北海道ガスからすると,とんだ地雷をもらってしまったというところでしょうか。

で,管が割れた原因として,凍結した土や,除雪車の振動などが指摘されていますが,北見市って1月9日に震度3の地震があったばかりなんですよね。これとの関連は無いのでしょうか? このときの地震は網走沖が震源で,珍しい場所だなっと思ってちょっと気になった地震でした。私の記憶では,震源に近いほど,振幅が小さく(その分,加速度が大きい)波が含まれていると思いましたが,震源に近かった北見市で,そういう地震波が割れやすい鋳鉄製のガス管に影響を与えた可能性は無かったのでしょうか?