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2006年7月22日 (土)

PMFオーケストラ演奏会

  • PMFオーケストラ
    サッシャ・ゲッツェル(指揮)
    ペーター・シュミードル(クラリネット)
  • 武満 徹 弦楽のためのレクイエム
    モーツァルト クラリネット協奏曲 イ長調 K. 622
    バルトーク 管弦楽のための協奏曲

久しぶりにPMFを聞いてきました。ウィーンフィルの主席奏者をはじめとして、著名な演奏家の演奏を聞けるのだけど、「どうせ毎年やっているし。。。」と思って、ここ数年行ってませんでした(なんて贅沢な)。

PMFオーケストラは思っていたよりうまいですね。若い人が多いだけに、エネルギッシュな演奏、そして指揮者のサッシャ・ゲッツェルさんも若くて、表情たっぷりの指揮ぶりも好印象。 この人、フランス系の人だと思ったら、ウィーン生まれなんですか、ちょっと意外。

さて、クラリネット協奏曲ですが、奏者は言わずと知れたウィーンフィルの首席奏者であるペーター・シュミードルさん。当然、楽器はウィンタイプの楽器を持って登場するかと思っていました。ところが、会場に表われたシュミードルさんが手にしていたのは、ベルがくの字に曲がった見慣れない楽器。そう、通常のクラリネットよりもより低い低音(記譜C)まで出せるバセットクラリネットでした。この楽器を用いると、この曲を原曲どおり演奏できます。

つまり、通常のクラリネットでモーツァルトのクラリネット協奏曲を吹こうとすると、低すぎて出せない音があるために、その箇所だけ1オクターブ上げて演奏しますが、この楽器を使うと、モーツァルトが作曲したとおりに忠実に演奏することができます(この曲を吹くために作られているような楽器ですが)。実際、演奏を聞いていると、あれ?聴きなれたメロディーと違うな、と思う箇所が何箇所かあります。

で、今日の演奏は、この楽器の違いだけでなく、演奏自体もかなり大胆な演奏でした。通常さらりと流す1楽章のカデンツァもはじめて聴くものだったし、各所で、楽譜には記載されていないような、即興的なアレンジが加えられていました。オケも出だしこそ控えめかなと思ったけど、金管を中心にかなり派手な演奏でした。がちがちの正統派なモーツァルトを期待してのですが,それとは正反対な演奏で,少々がっかりした面もありましたが,夏の夜に,ライトな気分で聞くにはこういうのもいいのではないでしょうか。

気になった点: どうも座った席が悪かったのか、空席があったのが悪かったのかわかりませんが、ちょっと残響が大きすぎて、音同士が重なり合って、ややにごった感じで聞こえました。もともと、Kitaraは残響が長めですが、今までは、気にならなかったので、今日座った席が悪かったのかな。

それと、吹きなれないバセットクラリネットのためなのでしょうか、クラリネットの音が、クレッセンドするときに、やや音がひっくり返るような印象を受けました(特に2楽章)。座った席が演奏者の真横の2階席だったせいかも知れませんが,オケに音量で負けている箇所も目立ちました(というよりオケの元気が良すぎる)。

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